緊張−受ける−
オーディションを受けるのに、緊張するのは当然です。ですが、緊張している中で、自分の実力のうち、どれくらいの力が出せるのか?それが、オーディションでは大事になります。
もし、事務所に合格して舞台や、コンサートを行う場合、見ているのは審査員が数名だけではありません。数百名、数千人、数万人が見ています。そこで自分の実力が出せますか?という話になります。「そんなのレッスンを積めばナントカなるんじゃないの?」と思われたかもしれません。なりません。それは、完全に自分の力だからです。自分で度胸をつけるしかありません。つまり、誰でもはできません。むしろ、何も考えずに、そんな舞台に立ち、プレッシャーに耐えられず辞めていきます。そんな人たちが多いのです。
人前に立つプレッシャーと、メディアに常に見られているプレッシャーです。ミスをしたら、メディアで叩かれて・・・とよくある話ですが、そんな中に入ろうとしています。表舞台とは、そんな所で、一般に感じる緊張とは、数倍も違う緊張です。そう考えたら、オーディションの緊張なんかは、すごく小さいものに感じませんか?そんな小さな所で緊張していてはダメです。自分なりに、緊張をほぐす方法を身につけ、常に100パーセントの力が出せるようにしましょう。
ミュージシャンでこんあ人がいます。コンサート前に、緊張をほぐすために開演ギリギリまで熟睡をする。これは、開演前の無駄な緊張をなくすためです。時間になってしまったら、緊張を感じるのではなく、覚悟をきめなければいけません。それをわかって、熟睡をしているのでしょう。
そうやって、人それぞれ独自のほぐし方があります。オーディション前に熟睡は無理な話ですが、昔から言われている、手の平に人という字を書くなんて、ありきたりのことでもいいと思います。