出演権−選ぶ−
出演権。正直、一番難しいオーディションです。芸能界には、大きなオーディションでも、養成所でも何でも入る方法はあります。むしろ、フリーでも問題ないと思います。この、出演権さえ獲得できれば、全員がタレントというレッテルを張られるのですから。
1つの役に対し、何人も応募してきて、1人を選ぶオーディションです。基本的に、誰でも受けることができます。募集の情報を手に入れる方法は、雑誌に掲載されているもの、ホームページに掲載されているもの、人からの紹介など、様々です。受ける人数は、役の大きさにもよりますが、10人20人でしたら少ないほうで、100人、1000人受けるオーディションもあります。もちろん、経験のない人が、そんなオーディションを受けても受かる可能性は皆無です。事務所に所属している人、芸歴を積んでいる人、テレビで見たことのある人が受けにくるのですから。
初心者が、選ぶオーディションとは何でしょうか?それは、倍率の低いオーディションです。つまり、誰も知らないオーディション・リスクのあるオーディションです。ライバルが1000人より、10人の方が受かる気がしませんか?簡単な算数ですけどね。その情報は、自分で探すしかありません。事務所に入っていない人は、大変ですね。入っている人は、スタッフ・マネージャーに相談するのが一番いいでしょう。「私でも受かるオーディションとは、どんなオーディションですか?」と聞けば、答えは返ってくると思います。
たまにメディアで報じられる、「素人が、こんな大きなオーディションに受かりました」とあります。過大広告でも何でもありませんが、素人なだけで、何かしらの努力をしていた人のことです。事務所に所属していないで、レッスンを積んでいた人なんかは、この広告で問題ありません。役を取るのも、何の努力をしていない人には、可能性は皆無です。それを覚えておき、出演権を取るためのオーディションを受けましょう。ラッキーパンチはありませんし、ラッキーパンチを狙うようでは、受かりません。実力で勝ち取りましょう。