オーディションの目的−基礎知識−
オーディションの目的とは何でしょうか?いったい、何のためにオーディションを行っているのでしょうか?オーディションの目的もわからず、オーディションを受ける。それでは、オーディションの本質はつかめません。結果、オーディションに落ちてしまうのです。
良いと思う人を探すこと
これが大半のオーディションの目的です。わかりきった、当然の答えです。ですが、わかっていても、この答えの本質はわかりますか?事務所に入るためのオーディションでは、今すぐ売れる要素があると思う人。養成所では、時間をかければ伸びる要素のある人。出演権のオーディションでは、役のイメージに一番合う人・役を演じきれる人です。大雑把な回答ですが、これが審査員の本質だと思います。その答えにどこまで近づけるのか、それが合否の分かれ目です。
では、なぜアナタはオーディションを受けるのですか?
事務所に入りたいから、個性を伸ばしたい、可能性にチャレンジしたい、仕事・役が欲しいなど、色々あると思います。その思いは本物ですか?なんとなくでは、オーディションで勝つことはできません。口では何とでも言えます。ですが、行動をしていますか?オーディションに合格するために何か努力をしていますか?していなとすれば、本気ですか?それでは、審査員の思う「良いと思う人」にはなれません。「受験は戦争だ」と言いますが、オーディションも同じです。運だけで、勝負しようとしているなら間違いです。9割9分落ちますし、合格しても、芸能界に、受かった役についていけません。努力した人だけが報われるのです。オーディションを受けるには、そんな覚悟も大切だということを覚えておいた方が、今後のためになると思います。
オーディションは今までの努力の結果を出す場所
合格するのが結果ではありません。自分がどれくらい、芝居なら芝居、歌なら歌、スタイルならスタイルなど、オーディションのために自分が努力した成果を出す場所です。それを他人と競う場所です。努力した結果、他人の方が芝居のイメージが役にあったなら、自分は落ちます。次は、もっと努力します。オーディションとは、そんな努力の節目にある場所です。